トキ放鳥
トキ野生復帰へ・・・国内産が絶滅したトキ(特別天然記念物、国際保護鳥)を佐渡トキ保護センターは25日中国産から人工繁殖させた10羽をセンター近くの水田地帯に初めて試験放鳥した。27年ぶりに佐渡の大空に舞った。
このニュースを見てトキが再び日本の佐渡に舞う姿を見られて本当に良かったとしみじみ思った。27年前までこんな綺麗な羽の鳥が佐渡の空に普通に舞っていた。けれど乱獲や環境悪化などで激減した。
私は日本最後のトキ「キン(メス)」に会いたいと思っていた。そう思っていた矢先03年にキンちゃんは36歳(人間なら100歳に相当)死んでしまった。何故キンちゃんに会いたかったと言うとTVのドキュメンタリー番組を見たからだった。
当時の話はうろ覚えなので自分なりの記憶や解釈で書いてみます。間違えがあったらごめんなさい。
おじいさんとキンちゃんは毎日畑で会う仲の良いお友達だった。おじいさんから貰う食べ物をキンちゃんは心待ちにしていた。ある日「キンちゃんを捕獲してください」と言う国からの要請がキンちゃんと一番仲が良かったおじいさんのところへ来た。
おじいさんは辛かった。悩み苦しんだ。できるなら今のまま状態で生活させてあげたいと望んでいた。けれどこのままでは日本のトキは絶滅してしまう。おじいさんはキンちゃんを捕獲することに決めた。捕獲されたキンちゃんは保護センターで大事に育てられていた。おじいさんはキンちゃんの二世が誕生するのを心待ちにしていた。
おじいさんは当時の新聞記事やトキの資料キンちゃんの様子などを全部スクラップしていた。けれどキンちゃんを裏切ってしまったと思う気持ちからかキンちゃんに会いに行く事はできなかった。キンちゃんもおじいさんの心も深く傷ついていた。
元気だったおじいさんもいつしか病気になり最後の最後までキンちゃんの二世誕生を願っていた。おじいさんの奥さんが言っていた。うわごとで「キンに赤ちゃんが生まれたよ・・・。」
捕獲したあの日からキンちゃんとおじいさんは二度と顔をあわせることはなかった・・・・。
こんな実話があったのです。今思い出しても涙が出てきます。人間の身勝手で増えすぎた動物は簡単に駆除し激減してやっと気づき慌てて対策を練っても時すでに遅し・・そんなことが多すぎます。
野生に戻ったトキたちがこの先ずっと幸せに暮らせますように・・・。
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